macOS Sierraの特に目立った変更点
macOS Sierraがリリースされたので早速インストールしてみました。
最初に総論を書くと、欠けていたピースが埋まったような、OS Xがベータ期間でmacOSに至ってついに完成版がリリースされたような印象。
安定性や速度はEl Capitanとそう変わらないのに、できることは増えるのでアップグレードしない理由がありません。
Siriがやっと使えるように
iOSに散々先行されていたSiriがmacOSでも使えるようになりました。
メニューバーやDockのアイコンをクリックしたり、キーボードショートカットから表示します。
ある人にメッセージを送ったり、カレンダーにイベントを追加したり、天気を聞いたり、ツイートしたりを万能秘書のSiriさんに頼めます。
今の所一番便利そうなのは画像をネットで検索してその結果をドラッグ&ドロップで他アプリへ渡せるところでしょうか。
ピクチャ・イン・ピクチャで動画を再生可能に
Safari内のHTML5プレーヤで再生している動画をピクチャ・イン・ピクチャで再生できるようになりました。
つまりはYouTubeを小さな最前面ウィンドウで再生できます。
通常HTML5の動画プレーヤで動画を再生している時にプレーヤの右下にピクチャ・イン・ピクチャのためのアイコンが表示されるのでそこをクリックするとピクチャ・イン・ピクチャでの動画再生が始まります。
YouTubeなどHTML5プレーヤがカスタマイズされている場合は、動画上で右クリックを2度繰り返す(トラックパッドだと押し込み2本指ダブルタップでした)とコンテキストメニューが表示されるのでそこから有効にします。
ながら見や動画共有サイトをBGMとして使っている人に便利そうです。
ファイル整理機能がシステムに統合
サイズの大きなファイルを削除したり、メールの添付ファイルを直近のものだけを残したり、不要アプリをアンインストールしたりする機能がシステムに統合されました。
Appleがまたサードパーティ殺しと言われそうな便利機能。
「このMacについて」 > 「ストレージ」 > 「管理」から使えます。
写真アプリがさらに賢く
写真アプリが賢くなりました。
無機物や動物などの写真が自動でカテゴリ分けされるので「海岸」「犬」「車」「ラーメン」などのキーワードでライブラリを検索できます。
またメモリーという機能も増え、過去に撮った写真を良い感じにその日ごとにオススメしてくれます。
Siriからも同様な検索ができるので、今後写真アプリの出番が増えそう。
ユニバーサルクリップボード
インターフェースがないので気付きにくいですが、これが今後一番お世話になる機能かも。
同じApple IDを指定したMac、iPhone間でクリップボードの内容を送りあいます。
特に設定は必要なく対応しているAppleデバイス間で勝手に送られます。
これまではメモアプリを介してクリップボードの内容を送ったりしてたので、その一手間、ワンクッションが減っただけでもありがたい。
よりわくわくするようなメッセージ
絵文字単体で送ると大きくする機能や、送られてきた内容に対して反応を返す「Tapback」機能が追加されました。
iOSでは使えるステッカー機能がないのが惜しいですが、その代わりSiriで検索した画像はそのままドラッグ&ドロップで貼れます。
Apple Watchでロック解除
「システム環境設定」 > 「セキュリティとプライバシー」から設定可能。
当方Apple Watch未所持のため試せず。
iCloud Driveでデスクトップや書類のファイルも管理
iCloud Driveの容量が足りないので未使用。