知っておきたい14のショートカットキーやTips

2012年6月11日

OS Xの基本的なショートカットキーやTipsをまとめた「14 Must-Know Tips & Tricks for Mac OS X」が素敵だったので意訳してみます。

基本的なことが多いですが、だからこそもし知らなければ余計な手間を費やすことになるので是非チェックしてみてください。

Lionではファイルのカット&ペーストができる

cut_and_paste

移動させたいファイルを選択してCommand ⌘ + C、移動先のフォルダを表示してCommand ⌘Option + Vでファイルがカット&ペーストされます。

マウスのドラッグ&ドロップではなく、キーボードでファイルの移動がしたい人に便利なショートカット。

Lion以降でしか利用できないファイル操作です。

ショートカットで撮影したスクリーンショットをそのままクリップボードに入れる

なんらかの画像編集ソフトに渡したい時に便利です。

全画面撮影
Command ⌘Shift + 3
全画面撮影してクリップボードに入れる
Command ⌘ShiftControl + 3
選択範囲を撮影
Command ⌘Shift + 4
選択範囲を撮影してクリップボードに入れる
Command ⌘ShiftControl + 4

このショートカットでスクリーンショットをクリップボードに入れ、Skitchを起動してCommand ⌘ + Vで編集し始めるという使い方を頻繁にしています。

ショートカットによるスクリーンショットの撮り方をより詳しく知りたい方は「いろいろなスクリーンショットの撮り方」という記事を過去に書いたのでどうぞ。

アクティブなアプリを切り替えるアプリケーションスイッチャーを表示

application_switcher

最前面に表示されるアプリを切り替えることができる、誰もが一番使っているショートカットだと思います。

ただ切り替えるだけではなく選択したアプリを隠したり、終了させたりすることが可能です。

直前まで利用していたアプリに切り替える
Command ⌘ + Tab
アプリケーションスイッチャーを表示させる
Command ⌘ + Tabを押し、Tabを離してCommand ⌘を押したままにする
前のアプリに切り替える
Command ⌘を押したまま、Tabを押していく
次のアプリに切り替える
Command ⌘を押したまま、Shift + Tabを押していく
アプリケーションスイッチャーで選択したアプリを隠す
Command ⌘を押したまま、H
アプリケーションスイッチャーで選択したアプリを隠す
Command ⌘を押したまま、Q

「アプリケーションの強制終了」ウィンドウを表示させる

force_quit_window

普通に使っていてもアプリケーションがフリーズ(レインボーサークルが出て、操作を一切受け付けなくなり、どれだけ待っても改善しない)することがあります。

そういう時はショートカットで上記のウィンドウを表示させ、応答しないアプリを強制終了させましょう。

「アプリケーションの強制終了」を表示させる
Command ⌘OptionESC

より多彩なアプリケーションの終了のさせ方は「アプリケーションがフリーズした時には強制終了」という記事を参考に。

選択したファイルのフルスクリーンスライドショーを開始する

quicklook_fullscreen

QuickLookで画像などをフルスクリーンで見たい際に右上のフルスクリーンボタンをクリックする一手間が省けます。

選択したファイルをQuickLookで表示
スペース or Command ⌘ + Y
選択したファイルをフルスクリーンでQuickLookで表示
Command ⌘Option + Y
QuickLookを終了
ESC

下手な画像ビューアで見るより便利だし、手軽なのでおすすめ。

「AppleScriptでフルスクリーンスライドショーをアプリのように使う方法」も書きました。

「ディスプレイスリープ」 & 「パスワードを要求」でスクリーンロック

「ディスプレイスリープ」と「スリープとスクリーンセーバでパスワードを要求」を組合せてスクリーンロックする方法です。

ショートカットをぽんと押すだけでディスプレイスリープに入り、再度操作をするためにはパスワードを入力しなければならなくなります。

ログアウトしたり、ファーストユーザスイッチでログイン画面にする方法と違って、すべてのアプリやプロセスが動いたままなのですぐに作業が再開できます。

ディスプレイスリープ
ControlShift

「システム環境設定」>「セキュリティとプライバシー」>「一般」で「スリープとスクリーンセーバでパスワードを要求」にチェックを入れておく必要があります。

displaysleep_lock

ファイル指定・保存ダイアログで不可視ファイルを選択できるようにする

ファイル指定や保存の時に表示されるダイアログで不可視ファイルを指定できるようになるショートカットです。

ファイル指定・保存ダイアログで不可視ファイルを表示
Command ⌘Shift+.(ドット)

恐らくSnow Leopard以降で使えます。

FinderでUnixパスを入力してそのフォルダを開くことができる「フォルダへ移動」

go_to_folder

ホームポジションから手を離さずに、階層の深いフォルダも一発で開くことができます。

「フォルダへ移動」を表示
FinderでCommand ⌘Shift + G

パスにはTabによる補完も効くのでタイプ数も少なくできそう。

アクティブなアプリのウィンドウ以外をすべて隠す

hide_all_window

最前面のアプリ以外のウィンドウを隠す
Command ⌘Option + H

作業に集中したい時に便利です。

アクティブなアプリを隠す

アクティブなアプリを隠す
Command ⌘Option + H

最前面のアプリが重なって他のウィンドウが見えない時や、一時的に作業を中断させて視界に入らないようにしたい時などに便利です。

ユーザーライブラリフォルダを見られるようにする

Lionから隠されてしまったライブラリフォルダを見られるようにする方法です。

ターミナルを起動して以下のコマンドを実行します。

ライブラリフォルダを見られるようにする
chflags nohidden ~/Library/
ライブラリフォルダを見られないようにする
chflags hidden ~/Library

ターミナルを起動しなくてもユーザーライブラリフォルダを見られるように変更するアプリも作りましたので、参考に。

アクティブなアプリのウィンドウを切り替える

ウィンドウをたくさん開いている時にキーボードだけでウィンドウ間を移動できるショートカットです。

ウィンドウを巡回する(USキーボードのみ)
Command ⌘ + `
ウィンドウを巡回する(JISキーボードのみ)
Command ⌘Shift + ^

ただしこのショートカットキーは日本語キーボードではうまく動かないので自分で設定する必要があります。

window_shortcut_change

「システム環境設定」>「キーボード」>「キーボードショートカット」>「キーボードと文字入力」>「次のウィンドウを操作対象にする」のキーを変更します。

Spotlightからアプリを起動する

アプリケーションフォルダやLaunchpadから探したり、Dockから起動するより早く起動できますし、キーボードだけで操作できるのが魅了です。

Spotlightの検索窓を開く
Command ⌘ + スペース
Spotlightで選択した項目を開く
Return or クリック
Spotlightで選択した項目をFinderで表示
Command ⌘ + Return or クリック

アプリケーションの終了時にウィンドウの復元機能を無効にする

普段は便利だからウィンドウの復元機能は使いたいけれど、次回起動時だけまっさらな状態にしたい時に以下のショートカットは便利です。

アプリケーションの終了時にウィンドウを保持しない
Command ⌘Option + Q

終了メニュー選択時にOptionを押すだけでも同様のことができます。