パッケージ管理システム、Homebrewを導入してみる

2015年12月18日

Homebrew

長らくパッケージ管理システムはMacPortsを利用させてもらっていたのですが、環境を一新したのをきっかけにHomebrewに移行してみました。

MacPortsに全く不満を感じていなかったのですが、開発系のブログを拝見するに皆さまHomebrewだったので使ってみたかったのです。

導入してみた感想

MacPortsはソフトウェアを全てビルドしなおすのに比べ、HomebrewはMacにインストールされているものはできるだけ活用する仕組みとのこと。

それゆえにシステムにかかる負荷が少なく、インストールにかかる時間が短いらしいです。

実際にHomebrewにしてみて確かにめちゃくちゃインストールにかかる時間が短くなったし、sudoを必要としないところがとても良い。

これは流行るはずだわと、かなりの周回遅れで実感しました。

参考にしたサイト

homebrewとは何者か。仕組みについて調べてみた

パッケージ管理システム Homebrew

Homebrewのインストール

インストールは下記のコードをターミナルにコピペして実行するだけ。

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh"

途中、「Command Line Tools」インストールを促すダイアログが表示され、管理者パスワードの入力が必要になりますが、ただそれだけ。

たったこれだけでHomebrew導入完了。

homebrew_location

Homebrewを利用してインストールしたパッケージは「usr/local/Cellar」以下に入ります。

Homebrewの基本的なコマンド

以下wgetをインストールするという前提で説明します。

インストールしたいパッケージによってwget部分を置き換えて実行してください。

Homebrewのフォーミュラ(各パッケージのインストール手順が書かれたrubyスクリプト群)を最新にアップデートするには以下のコマンドを実行。

brew update

Homebrewに問題がないかチェック

brew doctor

パッケージを検索するには以下のコマンドを実行

brew search wget

パッケージをインストールするには以下のコマンドを実行

brew install wget

パッケージをアンインストールするには以下のコマンドを実行

brew remove wget

インストールしたパッケージ一覧を表示

brew list

更新があるパッケージを再ビルド

brew upgrade

古いバージョンなどいらないものを削除

brew cleanup

Homebrewそのものをアンインストール

/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/uninstall.sh"

HomebrewでMacに最初から入っているパッケージをインストールする

僕はバックアップにはrsyncを使っていて、でもMacにプリインストールしているrsyncはバージョンが古いので、Homebrewで最新のrsyncをインストールしたかったのですが、

brew search rsync

しても該当するパッケージが見当たりません。

どうやらMacに最初から入っているパッケージはデフォルトのフォーミュラからは除かれており、Homebrew Dupesというtapリポジトリを参照しなければならないよう。

brew tap homebrew/dupes && brew install rsync