CDの隠しトラックを聴きたい場合は cdparanoia
たまに隠しトラックがあるCDがあります。
何曲かブランクのトラックがあって最後のほうに一曲隠されているとか、トラックの一曲目から巻き戻しをしてマイナスまでいかないと聴けないやつとか。
前者はiTunesでも簡単に読み込めますが、後者はiTunesでは読み込めませんし、一部のCDコンポでも聴けません。(僕のCDコンポがそうでした)
それでもどうしてもMacで聴きたい人は「cdparanoia」を使いましょう。
「cdparanoia」はUnixコマンドです。
まず、「cdparanoia」をインストール。
使えるか確認。
「ターミナル」(/アプリケーション/ユーティリティフォルダの中にあります)を起動して、
「cdparanoia」と書いてreturnを押す。
ここで、「-bash: cdparanoia :command not found
」とでた人は
「echo export PATH="${PATH}:/usr/local/bin" >> ~/.bash_profile」
と書いてリターン を押すと使えるようになります。(10.3以降のbashの場合、tcshの人は「echo set path = ($path /usr/local/bin >> ~/.tcshrc」) 試しに、もう一度「cdparanoia」と書いてreturnを押すと「cdparanoia」のマニュアルが英語でずらーっと表示されます。 最後に実際に使ってみましょう。 まず隠しトラックがあるCDをドライブに入れて。 ターミナルで「cdparanoia -Q」と書いてリターンを押すと
Table of contents (audio tracks only):
track length begin copy pre ch
===========================================================
1. 25929 [05:45.54] 11127 [02:28.27] no no 2
2. 19169 [04:15.44] 37056 [08:14.06] no no 2
3. 27194 [06:02.44] 56225 [12:29.50] no no 2
4. 6918 [01:32.18] 83419 [18:32.19] no no 2
という感じで表示されると思います。
ここでトラック1の「begin」が0より大きい場合(上では11127)隠しトラックがあるということです。
上の例を参考にすると、0~11127の間に隠しトラックがあるということなので、
「cdparanoia '[.0],[.11127]’ kakusi.wav」というふうにすると「ホームディレクトリ」(ユーザ名のフォルダ)に「kakusi.wav」というようなファイルが出来ます。(ファイル名はkakusiである必要はまったくなく、なんでもいいです。拡張子も.wavに限らずWAV, AIFF, AIFF-C, raw 形式で書き出せます)
あとは、出来たファイルをダブルクリックするとiTunesが立ち上がって自動的にライブラリに登録してくれます。
「cdparanoia」は他にも素晴らしい機能がありますが、僕もきょう「cdparanoia」の存在を知ったばっかりで理解しきれていないので各自いろいろ試してみてください。