10.10.3にアップデートしてからFinderの動作が異常に遅くなる問題の解決策

2015年5月18日

10.10.3以降のMac OS XでFinderでフォルダを開いたり、開く/保存ダイアログを表示する時に、数分間まったく内容が更新されずにFinderが固まったような状態になってしまう場合の解決策が、Fix for slow folder opening on OS X 10.10.3Fix Abnormally Slow Folder Opening & Folder Populating in OS X 10.10.3で掲載されていましたのでご紹介します。

iCloud関連のバックグラウンドプロセスである「cloudd」が暴走しているのがFinderが遅くなる原因なので、「cloudd」のキャッシュである「CloudKitMetadata」「CloudKitMetadata-shm」「CloudKitMetadata-wal」を消して「cloudd」を再起動させるのが解決策です。

cloudkit_caches

  • Finderの「移動」 > 「フォルダへ移動」で「~/Library/Caches/CloudKit/」に移動する
  • 「CloudKit」フォルダ内の「CloudKitMetadata」「CloudKitMetadata-shm」「CloudKitMetadata-wal」を消す
  • アクティビティモニタから「cloudd」プロセスを探して終了させる

以上の手順を踏めば「cloudd」のキャッシュを消し再起動させられますが、以下のコマンドをターミナルで実行すれば同様の効果が得られます。

rm ~/Library/Caches/CloudKit/CloudKitMetadata*;killall cloudd