OS X El Capitanの特に目立った変更点

2015年10月16日

El CapitanがMac App Storeで公開され無償でアップグレードできるようになりました。

パブリックベータ期間を含めれば3カ月以上使っていますがとても快適。

主な変更点はAppleの公式サイトの紹介ページを見ればわかりますが以下特に目立った変更点を上げていこうと思います。

動作が軽くなった

Yosemiteが酷すぎただけかもしれませんが、El Capitanはシステム全体の動作が軽くなりました。

YosemiteではFinderで大量のファイルが含まれるフォルダを開くと何分も固まってしまったり、大量のアプリが含まれる状態でLaunchpadを開くと固まってしまってボタン長押しの再起動を余儀なくされていましたが

El CapitanではFinderで大量のファイルが含まれるフォルダを開いてもまず数個のファイルを表示してファイルを開くなどのユーザの操作を受け付けてくれますし、どれだけたくさんのアプリをインストールしていてもLaunchpadはヌルサクです。

おそらくGPUやファイルシステムの取り扱いが賢くなったのでしょう。

比較的古いマシンを使っているMacユーザにとっては、マシンが蘇ったかのような感動があります。

スペース変換の(あまり)いらない日本語入力

増えた語彙と改良された言語エンジンを活用して、あなたがひらがなを入力するのとほぼ同時に、自動的に変換していきます。変換のために一語ずつスペースバーを押す必要はもうありません。

El Capitanでは日本語入力が刷新されライブ変換機能が使えるようになりました。

ライブ変換機能は入力しているテキストの文脈をリアルタイムで解析し、その文脈に沿った語句の区切りを判断して漢字仮名交じりの文に変換してくれていると思うのですが、その判断がとても適切で後から再編集する必要は(ほとんど)ありません。

ただキーボードをタイプすれば適切な文章が出来上がる。

Macに口述筆記をしてもらっているような、頭の中で思った文章が過不足なくディスプレイに打ち出される様は、ストレスがなさすぎて感動すら覚えます。

様々な機能がついたSpotlight

Spotlightが自分のローカル環境にあるファイル検索だけではなく、ネット上のあらゆる情報を検索・表示ができるターミナル生まれ変わりました。

「名古屋の天気」という感じで各地の天気、「Apple 株価」という感じで各社の株価、「チーム名」でスポーツの対戦結果、後はiTunes Storeの検索結果やYouTubeやVimeoなどの動画共有サイトの結果もSpotlightウィンドウ内で表示されるようになりました。

デフォルトアプリが賢く便利に

“メール"、"カレンダー"、"マップ"、"メモ"、"写真"、"リマインダー"、"Safari"などのデフォルトインストールアプリが新しくなりました。

大幅なUIの変更はないものの、各種地味に便利になってくれた印象。

特に"メール"と"カレンダー"の連携は素晴らしい。

“メール"のメッセージ内に日付を含むイベントがあると"カレンダー"にそのイベントを登録するか提案してくれます。

逆に"カレンダー"に登録したイベントから"メール”のメッセージを開くことも可能。

宿泊サイトや飛行機などの予約確認メールからイベントを作るのが非常に楽チンになりました。