Mountain Lionの特に目立った変更点
リリース当日に即インストールという人柱的なことをまたやってしまったので、Mountain Lionを使ってみて気になった変更点を書いてみようと思います。
- 1. いろいろなアプリでiCloudへファイルを保存可能に
- 2. アプリからの通知をまとめて表示してくれる「通知センター」
- 3. Twitter、Facebook、vimeo、Flickrなどに投稿できる「共有機能」
- 4. いろいろな変更点が盛り込まれた「Safari 6」
- 5. Siriと同じように「音声入力機能」
- 6. 怪しいアプリを起動させないようにする「Gatekeeper」
- 7. 大切なメールだけを表示する「VIP機能」
- 8. iCalやMailから分離された「リマインダー」「メモ」
- 9. iOSのiMessageがMacにも「メッセージ」
- 10. 単語による絞り込みが可能になった「Launchpad」
- 11. Widgetの追加画面がLaunchpadっぽくなった「Dashboard」
- 12. 友達と同じゲームで遊んだりボイスチャットができる「Game Center」
- 13. スリープ状態の時でもソフトウェアアップデートや様々な同期作業をやってくれる「Power Nap」
- 14. 総評
いろいろなアプリでiCloudへファイルを保存可能に
個人的にMountain Lionで一番の改善だと思う機能がこれです。
iCloud対応アプリでは起動時に上記のようなファイル選択ウィンドウが表示され、iCloud上のファイルも開けるようになりました。
ファイルの保存先もiCloudとローカルディスクのどちらかを選べるようになり、既存ファイルの移動も簡単です。
アプリからの通知をまとめて表示してくれる「通知センター」
新規メール、カレンダーのアラート、ソフトウェアアップデートなどの通知情報をまとめて表示する機能です。
トラックパッドの右端から左へ向けて二本指スライドをすると表示されます。
デスクトップの右端をめくる感覚ですね。
通知センターは「なし」「バナー」「警告パネル」から選べ、「警告パネル」はパネルをクリックしないと消えません。
「システム環境設定」 > 「通知」から色々な設定ができます。
今の所Growlのほうが対応アプリが多いので今後に期待ですね。
Twitter、Facebook、vimeo、Flickrなどに投稿できる「共有機能」
Twitter、vimeo、flickr、Facebook(現段階では未対応)などにシステム単位で対応しました。
いろいろなアプリのツールバーに共有ボタンが付いたので、思い立ったらすぐに共有できます。
「システム環境設定」 > 「メール/連絡先/カレンダー」からアカウントの設定をします。
いろいろな変更点が盛り込まれた「Safari 6」
Safari 6の特に目立った変更点 – Macの手書き説明書
デフォルトWebブラウザであるSafariも順当にパワーアップ。
細々とした変更点は別記事に書きました。
Siriと同じように「音声入力機能」
iOSのSiriと同じような音声入力がMacにもやってきました。
デフォルトではFnボタンを二回押すと音声入力が始まります。
大きめの声で喋るとかなり高い精度で文章を認識してくれます。
利用するには「システム環境設定」 > 「音声入力と読み上げ」の「音声入力」を「入」にしてください。
怪しいアプリを起動させないようにする「Gatekeeper」
悪意のあるアプリを起動させないようにする機能がGateKeeperです。
Mac App Storeからダウンロードしたアプリか確認済みの開発元からのアプリケーションしか起動できなくなります。
Gatekeeperによる実行許可のレベルは「システム環境設定」 > 「セキュリティとプライバシー」 > 「一般」から変更できます。
フリーソフトをたくさん利用している人は「すべてのアプリケーションを許可」にしましょう。
コメントで教えていただいて気付いたのですが、ダウンロードしたアプリケーションの実行許可はそのアプリごとに手動で追加できます。
やり方は実行許可を与えたいアプリを右クリックして「開く」
表示されたダイアログに答えるだけです。
Gatekeeperを無効にするとセキュリティリスクが高まるので推奨されません。
大切なメールだけを表示する「VIP機能」
メール(旧Mail)の新しい機能です。
メールタイトルの横にある☆をクリックすると、同じ送り主からのメールをすべて「VIP」フォルダへ振り分けます。
本当に重要なメールだけを見る機能として重宝しそう。
メールの機能である「ルール」と組合せれば、VIPに新着メールが届いた時だけ、通知センターへ通知されるという使い方も可能です。
iCalやMailから分離された「リマインダー」「メモ」
iCalの一機能であったリマインダーやMailの一機能であったメモが分離されそれぞれリマインダー、メモという独立したアプリになりました。
メモやリマインダーが使いたいがためにMailやiCalを起動して「このアプリが使いたい訳じゃないんだけどな……」と、もやっとした気持ちになっていたのでこの変更は嬉しいです。
iOSのiMessageがMacにも「メッセージ」
今の所iCloudアカウントで利用できるシンプルなチャットソフトって感じですね。
iOSのメッセージでしていたチャットをMacでもできます。
HDビデオの送受信も可能。
右上のカメラアイコンをクリックするとチャット相手とのFaceTimeを開始。
メッセージの登場によりiChatがなくなってしまったのが残念です。
単語による絞り込みが可能になった「Launchpad」
念願の機能である単語による絞り込みが付きました。
Mac App Storeでインストールしたアプリをアンインストールしたい時に、インストールしているアプリが多過ぎてアイコンを見ていくだけでは見つからないことが多々あったので嬉しい変更です。
Widgetの追加画面がLaunchpadっぽくなった「Dashboard」
Launchpadと同様に検索も付いたのでたくさんWidgetをインストールしている人には嬉しい変更。
友達と同じゲームで遊んだりボイスチャットができる「Game Center」
iOSのGame CenterがやっとMacにも登場。
Game Center対応のアプリをインストールしていないし、友達もいないので機能を試してはいません。
スリープ状態の時でもソフトウェアアップデートや様々な同期作業をやってくれる「Power Nap」
SSDを搭載しているMacのみの機能なので未確認。
むちゃくちゃ便利そうですね。
総評
iOSからの機能をごちゃごちゃ取り付けたような印象。
Lionからの移行だと驚きはあまりありません。
アップデートを重ね、システムと違和感なく同化するようになってくれたら便利になりそうですね。